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◆リオ グランデ ド ノルテ州◆
(キントス鉱山)
 キントス鉱山はパレリアスから約10kmの山腹にある。ムルング鉱山とは車でも20分程度の距離にあり、一連の山脈である。この鉱山はドイツのポールビルド社が経営しているH&R MINERAÇÃO LTDA社であるが、地元では“ジャーマン”とも呼ばれている。
 1995年にこのペグマタイト鉱床から各色のトルマリンが発見され、'90年代の終わり頃から本格的な操業が開始された。鉱山責任者のピーター氏によると、鉱山には60名のスタッフが従事しているとのこと。この地のペグマタイトもアルバイトが主体の長石、石英、白雲母、および、トルマリンで構成されている。岩盤は比較的硬く、電動工具や発破が用いられている。ムルング鉱山に比べると縦坑が深く、ひとつは深さ20m程度で5〜6段はあった。ここ1年くらい産出は限られているが、それでも毎日休むことなくパライバ・トルマリンが採掘されている。ブルーの他にグリーンも産出し、数ct以上の大粒の結晶も時折産出している。

写真-13: キントス鉱山のパライバ・トルマリン/左から5.90,4.16,11.79ct/協力:ヌールジェムジャパン(有)/撮影:小林正明
写真-14: キントス鉱山入り口の看板
写真-15: キントス鉱山全景
写真-16: キントス鉱山坑道入り口
写真-17: キントス鉱山縦坑への侵入
写真-18: キントス鉱山の深い縦坑
写真-19: キントス鉱山の坑道。周囲の岩盤はすべてペグマタイト
写真-20: キントス鉱山の切刃でパライバ・トルマリンを発見
写真-21: キントス鉱山のプラントの一部
写真-22: キントス鉱山での選鉱風景
写真-23: キントス鉱山の現場責任者ピーター氏からサンプルを提供していただく
写真-24: パライバ州とリオ グランデ ド ノルテ州の州境の木。木より奥側がパライバ州

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