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最近の真珠鑑別事情(要旨)
全国宝石学協会  伊藤 映子
                    福島 秀明

ゴールド系真珠の人気に伴い、着色処理された真珠が広く流通している。これらの多くは無孔のまま着色されており、従来の穿孔後着色された真珠に比べ非破壊での看破が困難である。しかし、分光特性ならびに紫外線蛍光検査等により、いくつかのパターンに分類される。
 次に、真珠表面の元素分析においてMnあるいは、Srの検出は海水産真珠と淡水産真珠との判別に有効な手段として用いられている。また、母貝鑑別にも同法を利用した報告があった。

近年ではアコヤ真珠の生産量抵迷を背景に、自蝶真珠の低サイズ化・有核淡水真珠の台頭等、外観上酪似した真珠の母貝鑑別が性急な問題として浮上した。そこで、蛍光]線分析の真珠母貝特定への可能性を模索したので報告する。
 また、さんごをフッ素で表面強化する技術を真珠に応用した「PS加工」が話題となっている。そこで、未加工のものとの鑑別上の差異を比較検討した。

◎発表の詳細は月刊誌GEMMOLOGYに掲載いたします。


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